院長のひとりごとブログ blog

変わりゆく狂犬病の集合注射

 私も二十数年、狂犬病の集合注射に行っています。それこそ90年代から接種していますので、その当時はハスキーをはじめとする大型犬が多く、中には噛みついてくる犬もいました。危険との隣り合わせで、ハスキーが手にぶら下がった先生もいます。最近では犬も小型化していますので、昔から比べればずいぶんと普通に接種できるようになっています。ただ、集合注射の会場は、公民館や広い駐車場が会場となっており、基本屋根がないところで、雨天時には対応できていない状態です。また、会場には、短時間にいっぱいの犬が来ますので、犬の健康状態の把握が難しかったり、犬同士のトラブルも起こっています。昨年から、集合注射で問診票が入ってきたのにお気づきの方も多いと思います。基本、集合注射で接種できる犬は健康に限ります。体調が悪かったり、病気中だったり妊娠授乳中だったり何らかの投薬を受けている場合には、動物の状態がわかりませんので、集合注射でなくかかりつけ医での接種をお願いしています。

 全国的には、集合注射を廃止した都市もあります。集合注射をやめ、動物病院での接種にするというものです。実は鳥取県でも西部は平成21年度から病院内接種数が集合注射数を上回っており、今では実に70%弱が病院内接種になっています。東部や中部でも、平成26年度に病院接種が集合注射数を上回っています。病院接種でも狂犬病の注射代は同じですし、犬の鑑札や注射済票も院内で発行できます。そして、いつ動物病院に行ってもも接種出来るばかりか、犬の体重や熱を測り、聴診などの身体検査を受け、ちゃんとした問診を受けた後の接種となりますので、飼い主さんにとっても犬にとってもいいことだらけです。

 時代と共に狂犬病の接種の在り方は変わっています。鳥取県でもこれだけ動物病院がふえてきていますので、是非病院で狂犬病接種をしてあげてください。鳥取県でもそう遠くない将来、集合注射がなくなる日がくるかもしれません。 高島




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