院長のひとりごとブログ blog

診療体系の変更

 こんにちは総院長の髙島です。当院は開業して来年で49年になります。山根会長が開業した当時は、犬や猫を治療するという概念もあまりない時代だったと聞いています。診察台1つ聴診器1つが当たり前で、レントゲンがあればすごい病院だといわれていた時代です。その後、獣医医療は、社会のニーズと相まって劇的な進歩を遂げてきました。当院は、心臓を止めて手術を行う開心術を世界に先駆けて行ってきましたし、CT装置を導入したのも山陰地方では最初です。当時は、週に一度、獣医師全員で深夜まで勉強会を行っていました。知識をもっていない獣医師は、動物たちを救えないとの思いで、みんな熱意にあふれ、学会や研究会などにも盛んに参加発表をしてきました。また、土日祝日の休診があたり前の時代に、地域の獣医療を支えるべく、通常診療を開始し、夜の7時まで診療を拡大するなど病院の体制も充実させてきました。飼い主の皆様のご要望に可能な限り添えるような診療体系を構築してきたつもりです。財団としても学会や研究会を開催し、5年前にはアミティエという動物保護施設も稼働させ、犬猫の殺処分数を少しでも少なくするために職員一同頑張ってきました。手前みそになるかもしれませんが、動物医療、動物福祉(愛護)の中核として我々が動物たちに何ができるかを考え、それを皆様に還元させてもらってきました。

 そのような中、昨今の「働き方改革」の影響で、非常に残念ですが、今の診療体系を維持することが不可能になってしまいました。当院も、それに対応すべく、2年前から木曜日と日曜日の予約診療をはじめましたが、他の曜日に関しては時間帯により診察が込み合い大変ご迷惑をおかけする日も珍しくありません。当院の方針として、しっかり検査し診断してから治療を行っておりますので、1頭当たりの診察時間がどうしても長くなってしまうこともその原因の1つです。今後も、この診療方針は変えるつもりはございませんが、診療の質を落とさずに診療体系を維持するには、診療の受付時間を短縮するしか我々には道はありませんでした。夜間対応も今後は不可能になります。このような決断をしないといけないのは断腸の思いですが、国の方針にそって動物病院を運営していかなければならず、皆様には大変なご迷惑をおかけしますが、どうかご理解のほど宜しくお願いします。

 今年も残り僅かになりましたが、どうかよいお年をお迎えください。来年は、皆様そして動物たちにとって、よい1年になりますように、心からお祈り申し上げます。




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