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ヒナを拾わないで!

 

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 今年は特に多くのヒナが病院に持ち込まれてきます。このポスターにあるように、ヒナは拾ってはいけないんです。

 巣立ち雛といって、ヒナは最初から空高く飛べるわけではありません。最初は、ちょっと飛べる程度なんです。このちょっとしか飛べないヒナが、まさに巣立ち雛で、飛ぶ練習をしている最中なんです。近くには親鳥がいてヒナにエサなどを与えています。この雛を可哀想だ、大変だ!と勘違いして捕まえて病院に持ってこられる方がいます。この行為を我々は「誘拐」と呼んでいます。

 野生に生きている鳥ですので、みんなが順調に育つわけではありません。それも自然の節理です。ハラハラしますが、その現実も含めてじっと見守ってください。車など危ない場合には、危険性がないところに移動してあげるのは大丈夫です。

 ちなみにこのポスター、環境省が後援で、日本野鳥保護連盟や日本野鳥の会、野生動物救護獣医師会が作成しているポスターです。野鳥へのエサやりなども、いまでは生態系を破壊する行為として考えられています。エサやりもダメです。

全てのヒナと卵は保護(治療)対象外になっておりますが、病気や怪我をしている場合には、最寄りの保健所にご連絡ください。また、当院でも治療を行っております。




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