お知らせ news

アミティエの保護犬のためのドッグラン新設を目的としたクラウドファンディングを開始しました。

dogrun.JPG

 公益財団法人動物臨床医学研究所は、2014年からは鳥取県、2018年には鳥取市とも連携し、鳥取県動物愛護センターとして保健所で処分される運命の犬や猫の引き受けを続けてきました。飼育放棄や虐待などで心に傷を負った状態にある保護犬にとって、ドッグランは行動問題の矯正トレーニングや怖がりの犬に自信をつけさせるための大切な場所です。しかし、さまざまな過去をもち、ここにいる犬たちの個性はさまざま。とても怖がりな子もいれば、すぐにケンカしてしまう子たちもいます。

 現在ドッグランがひとつしかないため、順番待ちの状態が続き、犬たちのストレスになったり、一般の方のドッグランの利用がしづらい状況になるため、

 訪問者も減少→里親希望者が激減→譲渡が進まない→保健所からの受入れもできなくなりますので、殺処分も増えてしまう......という悪循環に陥ってしまいます。コロナ禍でその厳しさも一層増しています。

 ドッグランがもうひとつあれば、効果的に運動させることができ、この状況を打開することができます。

 そこで、クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて、保護犬にも優しく、そして一般の犬たちにも楽しんでもらえる小型犬用のドッグランを新設する資金380万円を第一目標に、5月17日(月)よりプロジェクトを開始実施しました。

 このクラウドファンディングを通して、今一度、動物達の置かれた環境に目を向けていただきたいと思っています。新型コロナウイルス感染拡大が落ち着いたのちに、皆さんのご厚意によって建設されたドッグランで犬たちを遊ばせ、そして皆さんとぜひお会いしたいと思います。

 このプロジェクトを通して、私たちの活動に加わっていただけませんか。


ドッグラン新設にかかる380万円を第一目標に、目標が達成できれば猫舎の増改築を第二目標として挑みます。

(プロジェクトタイトル:保護犬のためのドッグランを新設|新しい家族との出会いをここから。)

https://readyfor.jp/projects/dourinken

*皆様の暖かいご支援をお待ちしております。

--------------

▼クラウドファンディングとは

インターネットを通じて、皆様に資金のご支援を呼びかけるものです。インターネットを通して広く支援を呼びかけるクラウドファンディングという手法を通して、資金だけではなく、多くの皆様に保護犬の現状を知っていただければという思いがあります。

是非、日頃から私たちの活動を見守ってくださっている皆さまからもお力添えをいただけますと大変心強いです。

多くの方から応援のお気持ちとともに、このプロジェクトを成功させたい…!、そう思っています。ご協力の程、何卒宜しくお願い申し上げます。

また、銀行振り込みによるご支援(ご寄附)も承っています。

アミティエクラウドファンディング.pdf




連休中の診察ですが、以下の通りの診療となります。

 倉吉動物医療センター:毎日診療をしております。

 米子動物医療センター:通常診療(木日のみ休診)をしております。

 ゆうアニマルクリニック:カレンダー通りの診療(祝日は休診)となります。




当院でも飼い猫の不妊去勢手術を行うと、助成金が受けられます。

ご自身が飼われている猫に限ります(野良猫や他人の猫は不可です)。

手術の際に、当院でお申し込み頂くとその場で値引きさせて頂きます。

なお、数に限りがありますので、お早めにお申し込み下さい。

詳しくは当院受付まで。

20210412112001_00001.jpg




1192.jpg

 アミティエは今年9月で8年を迎えます。最初の受入れは福島県のアニマルシェルターに保護されていた被災動物10頭でした。当院の山根義久が日本獣医師会会長をしていた時に東日本大震災が起こり、被災動物の対応にあたらせて頂いていたのが縁となりました。当時、福島県のシェルターで収容されていた保護犬猫の譲渡活動が思うように進んでいない現状にあり、何とかうちで受け入れらないかとの思いから、アミティエの工事を始め、その半年後に福島のシェルターの犬猫たちをうけいれました。震災から1年半経過していました。その後、鳥取県や鳥取市と提携し、県内の保健所に収容されている犬猫の受入れを開始しています。おおよそ5日に1頭の割合で犬猫の受入れを行ってきており、現在までに530頭の受入れとなりました。振り返ってみると、とても多くの命が助かったんだと思います。現実には、受け入れた犬猫の約7割に病気などが見つかるという厳しさもありますが、治療しながら里親さんを待っています。本当に地道な活動ですが、やりがいのある活動でもあります。この活動を続けられるのはこの子たちを家族として受け入れてくださる里親の皆さん、アミティエの活動を支えてくださっている個人や企業の皆さん。そしてここの場所でアミティエを受けれていただいている地域の皆さんなど多くの方のお陰と心から感謝しております。残念なのは、このコロナ禍で、里親希望者が少なくなっていることです。昨年は一時希望者が0人という時もありました。アミティエは365日openしていますので、是非一度来てみてください。

 写真は、半年待って待ってようやく家族が見つかったムートンと里親さんの写真です。譲渡後、お母さんはずっとこの子を抱っこされているんだそうです。ムートンを受け入れてからお母さんがとてもお元気になられたそうで、ご家族の方も非常に喜ばれています。このような方はとても多く、犬や猫を飼ってあげるという一方方向な関係ではなく、我々は動物からいっぱいの幸せをもらっている双方向の関係なんだと思います。今年度もアミティエを宜しくお願いします。 高島




2021.2.JPG2021.2-2.JPG




このページのトップへ
  • 当院の特徴
  • 学術活動 講演や研究・執筆活動
  • 獣医師向け 症例の紹介方法など
  • 学生向け社内研修など
  • 当院メンバーズカード
  • リンク集